夕刊12/9(月)
日本株材料
市況
見つける

明日の株式相場に向けて=内需株の地殻変動、噴き上げる「DX関連」

2024年12月09日17時30分
ざっくりまとめ

半導体関連株の低迷脱出は需給がカギ

半導体関連株は、高水準の信用買い残の整理が進まず、株価が下がりながらも買い残が増加し、新規の買いが入らない悪循環に陥っています。

 

内需の中小型株、特にDX関連に注目

DX関連銘柄は、株価下落トレンド中に信用買い残が膨張するような状況がなかったため、テーマ物色の波が起きると戻り足が軽いでしょう。

 

DX関連銘柄は業績面での選別が重要

DX関連銘柄は、足もとの進捗率で騙される場合があり、大型案件の計上一発で景色が変わるため、安易に進捗率で判断しないようにしましょう。

 

今週は米国消費者物価指数やFOMCなど、重要な経済指標発表が予定されています。国内では、内需の中小型株、特にDX関連銘柄に注目し、需給面と業績面を総合的に判断して投資判断を行うようにしましょう。

※このまとめはGoogleのGemini(生成AI)により自動で作成されました。文章の正確性は保証されておらず、誤りが含まれる場合があります。
 週明け9日の東京株式市場は、日経平均株価が前営業日比69円高の3万9160円と反発。スタートダッシュを決めた師走相場だが、前週末あたりから上値追いにやや懐疑的なムードも出てきた。きょうも変動幅こそそれほど大きくはないが、寄り付き天井を形成し、その後は上下に不安定に揺れた。しかし、米国ではハイテク株中心にリスクオン相場が続いており、ナスダック指数が最高値圏を快走するのを横目に足もとで弱気に傾く道理もない。今週は週末にメジャーSQ算出を控え、先物主導で全体相場の流れが急変することも考えられるが、中小型株への物色意欲が再燃している点は個人投資家には追い風といえる。  今週は11日に11月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えているが、米株市場ではここを無風通過と読んでいるのか、前週末時点で12.77と13%を割り込んだVIX指数をみても、かなり楽観に傾斜していることが分かる。来週17~18日のFOMCでは0.25%の利下げが既定路線となっている雰囲気だが、問題はドットチャートで、来年のFRBの金融政策の舵取りがどうなるかに世界の関心が高い。いまのところ年間で1%もしくは0.75%の引き下げ予想が本線のようだが、「毎会合連続ということではなく、様子をみながらボチボチ引き下げる、景気も強いしそれで十分というイメージ」(ネット証券ストラテジスト)とする。そうした声を聞くほどに、楽観の中で成熟した上昇相場が陶酔の中で消えていく件(くだり)とならないかと不安がよぎる。  東京市場で懸案となっている半導体関連株の低迷脱出は、レーザーテック<6920.T>が象徴するように株式需給がカギを握る。高水準の信用買い残の整理が進むどころか、株価を下げながら買い残が増勢一途となっており、需給悪を見込んで新規の買いが入ってこないという悪循環に陥っている。これだけ下げれば、レーザーテクなどは逆張りで食指が動くのが人情だが、株価水準よりも需給的な観点が必要で、今は戻っても吹き値売りで対処するよりない時間帯だ。また、皆がそう考えるからこそ吹き値売りもそう簡単ではない。  流れは内需の中小型株に向いている。にわかに動意が相次いでいるのが、DX関連の銘柄群である。こちらはしばらく「投資家の視点から姿を消していた」という点が、半導体セクターと異なる。株価が下落トレンドを強いられる過程で、逆張りで信用買い残が膨張するような状況にはなかったため、テーマ物色の波が起きると戻り足も軽い。  DX関連も業績面で選別していくのが基本だが、足もとの進捗率で騙されるケースもある。例えば下期回収型の銘柄は、上期の収益がパッとしなくても、後半追い込みがかかる「まくり」パターンで帳尻が合うことが多い。もちろん、その逆のケースもあるが基本的にITソリューション関連は大型案件の計上一発で景色が変わるので、安易に進捗率で判断しないことが肝要だ。「相場は相場に聞け」というが、これは個別株にもそのまま当てはまり、チャートの値動きはある意味、その銘柄の鼓動であり息遣いである。同様のコンセプトで、より実践的に「強い株につけ」という格言もある。  最近の動きでは派遣型研修のDX支援ビジネスを展開するインソース<6200.T>が現在進行形で強さを発揮。また、独立系で自治体に強いアイネス<9742.T>なども大勢2段上げを思わせる動きだ。このほか、官公庁向けで実績の高いクロスキャット<2307.T>が拾い場を提供している感触。ビッグデータ・AI関連の成長株としては、既に動兆著しいがFinatextホールディングス<4419.T>などの押し目買いに妙味がありそうだ。このほか、ネットリサーチを祖業に、近年はデジタルマーケティングなど高付加価値分野に舵を切り業績を変貌させているクロス・マーケティンググループ<3675.T>も目が離せない。  あすのスケジュールでは、11月のマネーストックが朝方取引開始前に開示されるほか、午前中に5年物国債の入札が行われる予定。午後3時以降に11月の工作機械受注額が発表される。また、この日はGENDA<9166.T>の2~10月期決算発表が予定されている。海外では、豪中銀が政策金利を発表するほか、ブラジルの金融政策員会が11日までの日程で開催される。また、11月の中国貿易統計にマーケットの関心が高い。米国では11月の全米自営業者連盟(NFIB)中小企業楽観度指数が開示され、7~9月期労働生産性指数の改定値も公表される。米債券市場では3年物国債の入札が予定されている。なお、タイ市場は休場となる。(銀) 出所:MINKABU PRESS
このニュースに関連する銘柄
15,750
-5 (-0.0%)
12/9終値
1,188
+28 (+2.4%)
12/9終値
1,771
+33 (+1.9%)
12/9終値
1,074
+14 (+1.3%)
12/9終値
2,630
-15 (-0.6%)
12/9終値
掲載情報について
  • 本コンテンツでは、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド(以下、「ミンカブ」といいます。)より提供を受けたニュース記事等の情報および、AlpacaTech株式会社(以下、「AlpacaTech」といいます。)がGoogle LLC(以下、「Google」といいます。)が提供するGeminiを用いて作成した情報(以下、本コンテンツで提供される情報をあわせて「本情報」、情報の提供者を「情報提供者」といいます。)を掲載しています。AlpacaTechは、生成AIであるGoogleのGemini(以下、「生成AI」といいます。)に対し、特定のプロンプトを与えることにより、掲載情報の作成を行っています。
  • 日本株式市場に上場する株式のうち一定の条件を満たす銘柄を、本情報において取扱対象としています。
「日本株材料」・「市況」について
  • 「日本株材料」では、生成AIを利用して、ニュース記事を「好材料」のものと「悪材料」のものに分類し、一定の基準により点数化した上で、点数が高い順に表示します。また、各記事に関連する銘柄の銘柄カードと配信日より過去3か月分の値動きのチャートも共に表示します。
  • 記事冒頭の概要は生成AIを利用して作成しています。
「見つける」・銘柄タグ について
  • 「みんなの注目銘柄」はミンカブが提供する株式情報サイト(株探、MINKABU)でアクセス数が多い等の一定の条件にあてはまる銘柄を抽出し、表示します。
  • その他、ミンカブより提供を受けたデータを利用して、一定条件にあてはまる銘柄等に関する情報を表示します。
  • 画面表示の更新日時は、データの最終更新日時を表しています。
その他ご注意事項
商号等:株式会社SBI証券 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本STO協会、日本商品先物取引協会、一般社団法人日本暗号資産等取引業協会
© SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.