4日の株式相場見通し=堅調、米半導体株高と円安が追い風に
2025年06月04日08時00分
ざっくりまとめ
米国の経済指標が堅調
米国の雇用統計や半導体株の上昇など、経済指標が好調に推移しているため、市場へのプラス材料となっています。
円安ドル高の進行が追い風
ドル円相場が1ドル=144円台まで上昇した円安ドル高の進行が、輸出企業の株価上昇を後押しします。
成長株への投資意欲は高い
東証グロース市場は上昇基調にあり、個人投資家の内需系小型株への関心は高い状態が続いています。
これらの要因から、東京株式市場は堅調な推移が見込まれますが、日米関税交渉などの不確定要素にも注意が必要です。
※このまとめはGoogleのGemini(生成AI)により自動で作成されました。文章の正確性は保証されておらず、誤りが含まれる場合があります。
4日の東京株式市場で、日経平均株価は堅調に推移する見通しだ。前日の米国市場では主要株価3指数が連日の上昇となり、NYダウ平均株価の上げ幅は200ドルを超えた。経済協力開発機構(OECD)が今年の米国の成長率予想を下方修正したことを受け、NYダウはマイナス圏で推移する場面があったものの、4月の米雇用動態調査(JOLTS)の求人件数が市場予想に反して増加したことは米国経済を巡る懸念を和らげる方向に作用した。関税交渉の進展期待が続くなかで、エヌビディア<NVDA>やブロードコム<AVGO>が買われ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2.7%高。外国為替市場でドル円相場は一時1ドル=144円10銭台までドル高・円安に振れた。 朝方の東京市場では、米国での半導体株の頑強な動きや円安が追い風となり、日経平均は上昇スタートとなるとみられている。半面、トランプ米政権の動向や、近く開かれるとみられる5回目の日米関税交渉を見極めたいとの姿勢から、主力大型株に関して上値を追って買い上がる姿勢は限られそうだ。もっとも東証グロース市場250指数は上昇基調を続けており、前日は上昇率が1%を超えた。内需系小型株を選好する個人投資家の姿勢が広がるなかで、グロース銘柄に対しては、物色意欲の高い状態が続きそうだ。このほか、3日の取引終了後に豊田自動織機<6201.T>は、トヨタ自動車<7203.T>のグループからの買収提案の受け入れを発表した。トヨタ陣営はTOB(株式公開買い付け)を実施し豊田織株を非公開化する予定だが、買付価格は時価を下回るディスカウントTOBとなる。トヨタグループの新たな意思決定が市場にどのような影響を及ぼすのかも注目点となるだろう。 3日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比214ドル16セント高の4万2519.64ドルと4日続伸。ナスダック総合株価指数は同156.34ポイント高の1万9398.95だった。 日程面では国内では主だった経済指標の発表は予定されていない。海外では米5月ADP雇用統計や、米5月ISM非製造業景気指数が発表される。また米地区連銀経済報告(ベージュブック)の公表も控えている。 出所:MINKABU PRESS