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夕刊6/20(金)

来週の株式相場に向けて=中東懸念も「配当再投資」など6月要因で底堅く推移か

ざっくりまとめ

配当再投資の増加による底堅さ

6月末までに10兆円規模の配当金が支払われ、その再投資が市場を底堅く支えるでしょう。

需給の良好さと円安傾向の持続

6月は需給が良く、ドル高・円安傾向も市場をサポートするでしょう。

大型買収による資金還流への期待

NTTデータの非上場化に伴う2兆円超の資金還流が市場を活性化させるでしょう。

中東情勢への懸念はあるものの、6月特有の要因により、来週も底堅い相場が続く可能性が高いです。

※このまとめはGoogleのGemini(生成AI)により自動で作成されました。文章の正確性は保証されておらず、誤りが含まれる場合があります。

 20日の日経平均株価は前日比85円安と小幅続落となった。全体相場はイスラエルとイランの軍事衝突による中東情勢の緊迫化が警戒される局面が続く。トランプ米大統領はイランへの軍事行動の是非を2週間以内に決める、とも伝わるが、アメリカ第一主義を掲げるトランプ政権は「海外への軍隊派遣は行いたくないはず」(アナリスト)とみる声も少なくない。中東情勢を巡る強弱感は対立している。

 そんななか「東京市場は意外に底堅い展開」(市場関係者)となっている。中東情勢が緊迫化するなか、今週の日経平均株価は568円(1.5%)の上昇を記録。一時3万8800円台まで値を上げた。アドバンテスト<6857.T>など半導体関連株の上昇が相場を牽引した格好だが、見逃せないのは東京市場の需給の良好さだ。「6月は1年で最も需給が良い月ではないか」(アナリスト)との見方もある。 

 まず、株主総会シーズンを迎えるなか今年は6月末までに総額10兆円規模の配当が支払われるともみられており、その配当再投資が期待されている。また、6月下旬から7月にかけて夏の賞与を支給する企業が多いほか、近年は6月はドル高・円安となる傾向が強い。更に、NTTデータグループ<9613.T>のTOBが成立したことが発表されたが、NTTデータの非上場化に伴い、投資家は2兆円超の資金を受け取ることになり、この資金の夏場にかけての市場への還流も注目されている。ただし、7月に入ると上場投資信託(ETF)の分配金捻出の売りも警戒され、需給の良さは後退する。いずれにせよ、もう2週間ほどは意外に底堅い相場が続く可能性も指摘されている。

 来週のスケジュールは、海外では23日に米5月中古住宅販売件数、24日に米6月消費者信頼感指数、25日に米5月新築住宅販売件数、26日に米1~3月期GDP確定値、27日に米5月米個人消費支出(PCE)物価指数が発表される。24~25日にNATO首脳会談、24日にパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が半期に一度の議会証言を行う。24日にフェデックス<FDX>、25日にマイクロン・テクノロジー<MU>、26日にナイキ<NKE>が決算発表を行う。

 国内では24日に5月全国百貨店売上高、25日に6月開催の日銀金融政策決定会合の「主な意見」、27日に6月東京都区部消費者物価指数(CPI)、5月失業率・有効求人倍率が発表される。27日は株主総会の集中日となる。23日に壱番屋<7630.T>、25日にセキチュー<9976.T>、26日に平和堂<8276.T>、27日にナガイレーベン<7447.T>が決算発表を行う。23日にウェルネス・コミュニケーションズ<366A.T>、24日にプリモグローバルホールディングス<367A.T>、25日に北里コーポレーション<368A.T>、26日にエータイ<369A.T>が新規上場する。来週の日経平均株価の予想レンジは3万7800~3万8900円前後。(岡里英幸)

出所:MINKABU PRESS

このニュースに関連する銘柄

アドバンテスト 6857
9,831 +400 (+4.2%) 6/20終値
壱番屋 7630
895 +5 (+0.6%) 6/20終値
平和堂 8276
2,887 -9 (-0.3%) 6/20終値
ナガイレーベン 7447
1,952 +39 (+2.0%) 6/20終値

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