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夕刊7/11(金)

来週の株式相場に向けて=最高値の米国市場と「出遅れ日本株」の行方を探る夏に

ざっくりまとめ

米国株高と日本株の遅れ

米国市場は最高値を更新する一方、日本株は4万円台を前に足踏み状態が続いています。

日米経済指標の発表

来週は米国の消費者物価指数やGDPなどの重要経済指標が発表されます。

参議院選挙の影響

参議院選挙の結果が、今後の株価に影響を与える可能性があります。

来週の株価は、米国経済指標、参議院選挙の結果、そしてそれらに対する市場の反応によって大きく変動するでしょう。

※このまとめはGoogleのGemini(生成AI)により自動で作成されました。文章の正確性は保証されておらず、誤りが含まれる場合があります。

 11日の日経平均株価は前日比76円安の3万9569円と小幅続落。前日の米株式市場でナスダック指数とS&P500株指数が最高値を更新したことも好感され、朝方に一時は3万9950円台と4万円に迫ったが、その後は一気に値を消した。

 前日の決算発表を受け、ファーストリテイリング<9983.T>が前日比7%近い下落となり、1銘柄で日経平均株価を260円あまり押し下げたことが響いた。ただ、この日の相場では日経平均採用銘柄の7割は値を上げており、TOPIXは小幅高だったことから実態は内需株を中心に底堅い状況だった。

 そんななか、米国市場が最高値圏にある一方、日本株は4万円を前に足踏み状態を続けている。この背景には何があるのか。「25%の関税をかけられた自動車業界をみても、米国での値上げで対応するのではなく、自社で抱え込む形となっている。おかげで米国の物価上昇率も抑えられている。いまのところトランプ氏の主張が勝利した格好となっており、これが米国市場は最高値圏に上昇する一方で、日本株の上値は重く出遅れ状態にある要因だろう」(アナリスト)という。

 とはいえ、日本車にも米国で値上げの動きは出ている。また、米国での物価動向を確かめるうえでも、来週15日に発表される米6月消費者物価指数(CPI)、16日の同卸売物価指数(PPI)の結果は注視されている。更に、20日に予定されている参議院選挙で波乱があるかどうかだ。新たに設定された8月1日の「相互関税」の発動期限に向けた展開を市場は注視するなか、この先は参院選と政局動向にも関心が向かうと見られ、ホットな夏を見据えた展開は続きそうだ。

 上記以外のスケジュールでは、14日に中国6月貿易収支、15日に中国4~6月期GDP、米7月NY連銀製造業景気指数、16日に米6月鉱工業生産、17日に米6月小売売上高、米7月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数、18日に米6月住宅着工件数、米7月ミシガン大学消費者マインド指数が発表される。

 15日にJPモルガン・チェース<JPM>、16日にバンク・オブ・アメリカ<BAC>、シティグループ<C>、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>、ASMLホールディング<ASML>、17日に台湾積体電路製造(TSMC)<TSM>、ネットフリックス<NFLX>、18日にアメリカン・エキスプレス<AXP>が決算発表を行う。

 国内では、14日に5月機械受注、16日に6月訪日外客数、17日に6月貿易統計、6月首都圏新規マンション発売、18日に6月消費者物価指数(CPI)が発表される。14日にサカタのタネ<1377.T>、IDOM<7599.T>、15日に東宝<9602.T>、ベイカレント<6532.T>、17日にディスコ<6146.T>、18日に東京製鐵<5423.T>が決算発表を行う。18日にみのや<386A.T>が新規上場する。来週の日経平均株価の予想レンジは3万9000円~4万円前後。(岡里英幸)

出所:MINKABU PRESS

このニュースに関連する銘柄

ファーストリテイリング 9983
43,500 -3240 (-6.9%) 7/11終値
IDOM 7599
1,114 +14 (+1.3%) 7/11終値
サカタのタネ 1377
3,495 +10 (+0.3%) 7/11終値
東宝 9602
8,337 +41 (+0.5%) 7/11終値
ベイカレント 6532
8,073 +115 (+1.4%) 7/11終値
ディスコ 6146
43,670 +660 (+1.5%) 7/11終値
東京製鐵 5423
1,660 +12 (+0.7%) 7/11終値

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