31日の株式相場見通し=強含み推移か、FOMC通過も日銀会合待ち
2025年07月31日08時00分
ざっくりまとめ
米FOMC通過後の市場反応
FOMCでは利上げは見送られましたが、パウエル議長の発言を受け、一時的に株価が下落するも、その後は買い戻しが入り、ナスダックは上昇しました。
円安と輸出セクターへの追い風
急速な円安ドル高が進んでいるため、輸出関連企業を中心に株価上昇を後押しする材料となっています。
日銀会合と今後の市場見通し
日銀の金融政策決定会合の結果発表と植田総裁の記者会見を控え、市場では様子見ムードが広がり、上値追いは慎重になるでしょう。
今日の東京株式市場は、材料の多さから強含みと予想されますが、日銀会合の結果次第では変動する可能性があります。
※このまとめはGoogleのGemini(生成AI)により自動で作成されました。文章の正確性は保証されておらず、誤りが含まれる場合があります。
31日の東京株式市場は強弱観対立のなかも押し目買いニーズが表面化し、日経平均株価は強含みに推移しそうだ。前日まで4日続落しているが、前日は下げ幅もわずかで目先は売り物が枯れた感があり、出遅れた向きが買いを入れる展開が見込まれる。日経平均は4万円トビ台後半で堅調な推移が想定される。前日の欧州株市場は高安まちまちだったが、独DAXと仏CAC40はわずかながらプラス圏で引けている。米国のFOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見を控え、売り買いいずれも積極的にポジションを傾ける動きは見られなかった。米国株市場でも同様で、取引前半はNYダウが様子見ムードのなか前の日の終値を挟んだ狭いゾーンでの値動きを続けた。ハイテク株に堅調な銘柄が目立ち、ナスダック総合株価指数の方は相対的に強さを発揮したが、上値を積極的に買い進む展開とはならなかった。注目されたFOMCでは事前予想通り政策金利が据え置かれたが、会合後のパウエルFRB議長の記者会見では、関税引き上げの影響が一部の商品価格の上昇に明確に表れ始めているとして、今後の利下げに対しても慎重な姿勢を示した。これを受けてダウやナスダック指数は急速に下値を試す場面があった。ただ、その後はショートカバーの動きなどが反映されダウは下げ幅を縮小、ナスダック総合株価指数はプラス圏に切り返して取引を終えている。FOMC後の記者会見でパウエル氏がタカ派姿勢を維持したものの、米ハイテク株などが強さを発揮したことから、きょうの東京市場でも不安心理が後退する可能性が高そうだ。外国為替市場では急速に円安が進んでおり、これも輸出セクターを中心に追い風材料となりやすい。ただ、きょうは日銀の金融政策決定会合の結果発表と植田日銀総裁の記者会見を控え、足もとでは上値追いに慎重となる場面も予想される。 30日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比171ドル71セント安の4万4461ドル28セントと3日続落。ナスダック総合株価指数は同31.38ポイント高の2万1129.67だった。 日程面では、きょうは日銀金融政策決定会合の結果発表と植田日銀総裁の記者会見、7月の展望リポート、6月の商業動態統計、6月の鉱工業生産指数(速報値)、6月の自動車輸出実績、6月の建機出荷、6月の住宅着工統計、7月の消費動向調査など。海外では6月の豪小売売上高、7月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)、7月の中国非製造業PMI、4~6月期台湾国内総生産(GDP)、4~6月期香港GDP、6月のユーロ圏失業率、週間の米新規失業保険申請件数、4~6月期米雇用コスト指数、6月の米個人所得・個人消費支出、PCEデフレーター、7月の米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)など。 出所:MINKABU PRESS