14日の株式相場見通し=上昇一服か、世界同時株高も過熱感強い
2025年08月14日08時00分
ざっくりまとめ
利益確定売りが優勢となる見込み
日経平均株価は6営業日続伸で3000円近く上昇したため、スピード警戒感から利益確定売りが優勢となるでしょう。
押し目買いによる下値支持も期待
上昇相場に乗り遅れた投資家の押し目買いが下値を支え、株価の急落は避けられる可能性があります。
円高と高値警戒感が上値を抑える可能性
円高進行と、市場の高値警戒感が、株価の上昇を抑制する要因となるでしょう。
短期的な過熱感から利益確定売りが予想されますが、押し目買いも期待できるため、日経平均は4万3000円近辺での攻防になると予想されます。
※このまとめはGoogleのGemini(生成AI)により自動で作成されました。文章の正確性は保証されておらず、誤りが含まれる場合があります。
14日の東京株式市場は強弱観対立のなかも目先過熱感から利益確定の売りが優勢となりそうだ。日経平均株価は直近6営業日続伸で合計3000円近い上昇を示しており、スピード警戒感から積極的に上値を買い進む動きは見込みにくい。一方、下値では今回の上昇相場に乗り遅れた向きの押し目買いが想定され、深押しも回避される可能性が高そうだ。前日は日本を含めアジア株市場が全面高に買われたが、欧州時間に入ってもリスクオンの流れは変わらず、ドイツやフランス、英国など主要国をはじめ一斉に上値を追う展開だった。米国での早期利下げ期待が欧州でも買いの手掛かりとなっている。米国株市場も出遅れていた景気敏感株やディフェンシブセクターに買いが波及し、NYダウが1%を超える上昇で続伸した。ナスダック総合株価指数とS&P500指数はいずれも連日で史上最高値を更新した。フェドウォッチではFRBが9月に利下げを行う可能性がついに100%まで上昇したほか、場合によっては0.5%の大幅利下げの可能性も意識されている。ベッセント米財務長官が米ブルームバーグのインタビューで、9月に0.5%の利下げを決めた後も一段の利下げを実施できるとの見方を示したことが、投資家の強気心理を後押しした。もっとも、高値警戒感も拭えない状況で、ハイテク株の一角には利食いも顕在化しナスダック指数の上げ幅はわずかにとどまっている。東京市場では日経平均が最高値圏で上げ足を強めているが、テクニカル的にも過熱感が強く当面は上値が重くなる可能性は否めない。外国為替市場で足もと1ドル=147円台前半まで円高が進んでいることも輸出セクターなどに向かい風となり、きょうは持ち高調整の売りを誘発しそうだ。日経平均は4万3000円大台近辺での攻防が予想される。 13日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比463ドル66セント高の4万4922ドル27セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同31.23ポイント高の2万1713.14だった。 日程面では、きょうは7月の投信概況など。海外では6月のユーロ圏鉱工業生産指数、4~6月期英GDP速報値、7月の米生産者物価指数(PPI)、週間の米新規失業保険申請件数など。 出所:MINKABU PRESS